限界という名の思い込み

こんにちは 坪井です

今回は、「ん〜、どうしても〇〇がやりたいんだが‥‥ とても出来る気がしない…(涙)」
という気持ちに沈みがちなあなたに向けてお伝えしようと思います。

本当はやりたいことがあるのに、あなた自身がご自身の可能性を否定してしまいやすいような方であれば、今回のお話をぜひ参考にして頂ければと思います。

最後までお付き合い下さい。

★あなた自身が作った自己像

いつもの街、いつも立ち寄るお店、いつも選ぶお菓子、いつもの缶コーヒー、いつもの友人、いつもの起床時間、いつも乗るバス、電車、いつもの帰り道、いつもの就寝時間。

あなたは、学校や会社の行き帰りやお休みの日などを、このように過ごされてはいないでしょうか。

「当たり前じゃないですか」

そうですね たしかに。

でもこれが、毎日のように、今日の学校の行き方は別な方法にしようとか、昨日会社に行くのに使ったのは2番線の電車だったから、今日は4番線にしようとか、昨日は22:30頃寝たから、今夜は深夜3時に寝よう、なんて、普通はそんな発想にはならないですよね。

学校や会社への行き方なんていうのは、何度も繰り返していくうちにだいたい特定のルートが決まってくるものですし、急行や各停を選ぶにしても、発車時刻の微妙なズレや、座れるかどうか分からない状態の中で、無理に変えるのは面倒だったりします。

就寝時間にしても、よほど毎日を不規則に生活している人でないかぎり、何時間ものズレを許容しつづけられるほど、精神的にも肉体的にもできていないわけです。

もしこんな不規則な生活を自分に強要し続けるようなら、最悪、病気になってしまうかもしれません。

これは、毎日の作業を繰り返しによって習慣化させているからであり、ほとんど無意識でおこなうことで、人間にとって負担を少なくさせることが成立している、ということが出来ると思います。

この習慣化された行動のことを、ハビットと言います。

これはブリーフシステムと呼ばれるものの働きによるもので、無意識の行動です。

この働きのおかげで、人間はその日常にいくつもある行為や作業を、さほど苦労することもなく、場合によってはいくつもの事を同時に行うことをも可能にしているのです。

そしてこれは、あなたの内面、つまりマインドに対しても同様に働いています。

その作用は、あなたの自分自身の持つ感覚を常に一定にしようとするものです。

どんな感覚か?

それは、あなたが自分自身に抱いている考え方を含むイメージそのものです。

それは、好みの食べ物、場所、友人、自分にフィットしている生活スタイル、使う言葉、感情の傾向など、広範囲におよびます。

こういったことを、無意識で選んでいるのです。

ですが、ここで一つポイントがあります。

それは、選んでいるのはたしかに無意識ではあるのですが、その無意識の選定の仕方は、最初はあなたが選んだものだ、ということです。
  

正確に言えばあなたの、これは良かったとか、あれは嫌だったという記憶をもとに、自分で選んだものになります。

これがつまりブリーフシステムになるのですが、あなたの内面もやはりこのブリーフシステムによる無意識によってコントロールされているのです。

これをセルフイメージといい、“あなたそのもの”です。

そしてこれは、あなたのマインドである以上、あなたの意思によっていかようにもなるともいえるのです。

★切り株の前で立ち止まる馬

少し話しは変わりますが、実は他の動物にも似た現象があるのをご存知でしょうか。

とある人物が林道を馬に乗って進んでいた時、木の切り株に出くわしたそうです。

その馬主は気にも止めずにそこを通り抜けようとしたのですが、なぜか馬は歩こうとしません。

馬主はなんども馬を歩かせようと試みるのですが、馬は一歩も前進しなかったそうです。

なぜだと思いますか?

なんとこの馬は、この切り株にまだ木が生い茂っていた時の記憶でこの道を歩いていて、そのためにそこを歩くことが出来なかったそうなんです。

これは、馬のブリーフによって馬自体の行動が制限されていたということになりますよね。

★制限をリリースする

野生に支配されている馬でさえ、その脳の機能であるブリーフにより行動を制限されているのです。

ましてや、理性を持った人間がこの影響を受けないわけがありません。

しかし、そうかといって、人にはそれぞれ担っている社会的な役割や、何よりやりたいことや実現したい夢をもっているはずです。

やってみたいことがあるにもかかわらず、現実にあるかどうかも分からないブリーフという思い込みのおかげで、行動ができないのは実にもったいないと思うのです。

ここであなたにやって頂きたいことがあります。

これは、あなたがこれからやることに漠然とした不安や、行動することに不全感を覚える時、これを前向きに変えるのに効果がある方法です。

あなたのやりたいことや実現したいことに対する気持ちに陰りがある場合、これを払拭しモチベーションを高める効果がありますので是非試してください。

まず、呼吸を数えます。

吐くときに「ひとつ」、吸ったあと次に吐く時に「ふたつ」、というように数えてゆきます。

数え方は、その後も「みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、とう」となり、「とう」数えたらまた「ひとつ」に戻って同じことを繰り返して下さい。

これをやっていると次第に呼吸がゆっくりになり気持ちも落ち着いてきます。

座っていてもいいですし、横になっていても大丈夫です。

そして、気持ちも身体もリラックスしたら、「わたしは(俺は.僕は)いつでも落ち着いて物事に対応している」と声に出して言ってみて下さい。

これは小声でかまいません。 慣れてきたら、心の中でつぶやいてみるだけでもいいです。

リラックスしているとブリーフは変えやすい状態にあります。

これは、自分に対しての制限や禁止事項を、書き換えることが可能であること意味します。

あなたが自分を追い詰める癖があるようでしたら、つぶやいている最中にその変化を感じ取れるほどかなり効果のある方法になります。

そうでなくても、普段からこれをやっていれば、仕事などで急に苦手な対応を求められた時にも、落ち着いて事に当たれるはずです。

これが無意識に出来るようになれば、あなたの億劫やあきらめてしまいやすい気持ちも、徐々に楽にかわせるようになっていくでしょう。

★夢の実現はあなたの手で

あなたが感じている、出来る感じがしないという感覚は、最初にあなた自身が作り出したものかもしれませんが、一方で、もしかしたらあなたを取り巻く環境に、そう感じさせられているだけかもしれません。

ブリーフシステムである感情の乗った記憶が作られるのは、何もあなた自身の手によるものばかりではないからです。

むしろ、他人からの影響によるものの方が大きい。

いずれの意味でもあなたの今感じている限界は、ただの思い込みに過ぎない、ということは確かです。

あなたのマインドをコントロールできるのはあなた自身であり、また、あなた以外の人にコントロールされることのないように、いつでも意識していてください。

あなたの夢は、あなたがあきらめない限り必ず実現します。

あなたの大切な夢の実現に向けて、いつでも応援しています

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