耐えることが目的ではありません

こんにちは 坪井です。

あなたは現在、何か目標を持たれてますか?

挑戦中の方もいらっしゃるかもしれませんね。

もし、まだ目標が無い方は、どんなことでも良いのでこの機会にぜひ作ってみて下さい。

趣味や経済的なこと、恋人を作るでも喫茶店を始めるでも何でも構いません。

コーチング用語では、こういった目標のことを、ゴールと呼んでいます。

ゴールの設定はとても重要で、コーチングはなくてもゴールがあれば良い、くらい大事なものになります。

なぜならば、あなたが設定したゴール自体から、あなたが動けるためのエネルギーが放出されるからです。 

これにはひとつポイントがあって、その内容は、とりあえずではあっても自分の好きなこと、興味のあることである必要があります。

ここから、モチベーションや創造性が湧き出ずることになりますのでこのポイントは是非おさえておいて下さい。

★困難には付き合わないorスルーする

このような話から、目標を達成する際にどうしても考えてしまいがちなものに、達成していく途中に現れるであろう難しい課題の解決というものがあります。

例えば、キャノンのコピー機が開発されるまでには、およそ8〜9年かかったそうです。

コピー機開発そのもの中に、当時のアメリカのコピー機メーカー、ゼロックス社の特許を原理的にかいくぐる必要があったからです。

ゼロックスの1台のコピー機で取得されている特許は何百もあり、キャノンはそれにひとつも抵触することが許されませんでした。

訴訟社会のアメリカでは、たった一つの特許侵害が、命取りになるからです。

これは、コピー機として同じかそれ以上に品質を担保しながらも、その原理は、キャノンが独自で創り出さなければならないことを意味します。

そのため、コピー機を新たに創りあげることと、特許の分析とを同時に進行させたため、8年以上の歳月がかかることなったのです。

★want to の力

この話を聞くと、大抵の人は、「大変だったんだな」「俺にはできない」という言葉を漏らすと思います。

私も聞いた当初は気が遠くなったのを覚えています笑

しかし、当のキャノン社の開発部の人たちは、どんなに時間がかかっても、そこに喜びや生きがいを感じながら仕事をされていたのです。

コピー機をまた1から開発することに情熱を燃やし、キャノン社の未来のため、ひいては世界の便利のために、それを心からやりたいこととして熱中していったのです。

これは、コーチングで使われる言葉で、want to と呼ばれる心理的な効果が奏功した見事な例だと思います。   

want to とは文字通り‘〜したい‘という意味です。

この、‘〜したい‘ という気持ちの状態になった時、人間は思いもよらないパワーを出すことができるのです。

あなたも、何だか気が進まない仕事を嫌々やるよりも、好きなゲームをやったり、お気に入りのタレントが出ている映画を観に行ったり、好きなアーティストのライブを観にいく方が、心から気分の良い状態になりませんか。

そうなんです。

want to であることは、そのまま生産性につながりますし、精神衛生上も良く、創造性や持久力も発揮できるのです。

キャノンの開発者の人たちは、この状態を地でやっていたのでした。

★現状維持を維持しない

キャノンのコピー機の一件でもそうですが、こういったエピソードを聞くと、その困難な部分にフォーカスしがちです。

ですが、本当に重要なのは、困難に焦点を当てることではなく、それを超えたところ、突破した後の状態にこそイメージを創るべきです。

恋愛映画やスポーツドキュメントなどでは、この現状とくんずほぐれつの様相を描くことが、ひとつドラマチックな要素を担うわけですが、実世界にあっては、いつでも現状より上のレベルを目指す心掛けでいつでも歩んでいきたいものです。

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