現状を取り繕っていませんか?

こんにちは 坪井です

今回は、あなたのゴール設定が、現状を取り繕っているものになっていませんか?ということについてお伝えしていきたいと思っています。

これは、あなたのゴールの設定の仕方によっては、わざわざ自分から現状維持を強化してしまうこともありうる、ということについてお伝えすることになります。

このことが常に念頭にあれば、最初からとてつもなく高いレベルのゴールに挑戦していくことがどれほど重要であるかを、モチベーションをかげらせることなく認識し続け、無意識のゴール達成の秘めたるパワーを捻出することが可能になると思います。

最後までお付き合い頂ければと思います。

★ゴールは現状の“外”なのです

繰り返しますが、あなたの設定するゴールは、必ずあなたが今考えうるものの外、つまり、現状の外側であることはしっかり確認していて下さい。

ゴール設定、という時、この言葉にはすでに現状の外側という意味が含まれています。

ではこの外側、とはどういうことかというと、それによりあなた自身すらも変わってしまうということです。

ダイエットや筋トレなどはよく例えられていますので、ここでは運転免許の取得についてみてみましょう。

あなたは、運転免許を取りたくて晴れて自動車教習所に入学しました。

そこでは学科と実技の両方をやっていきます。

第一階と第二段階(今も変わってなければですが)を通して教科は進んでいきます。

この過程は、見た感じただ学科を受け、実技を練習しているだけであるかのように思います。

ですが、実際教習を受けている人からすると、各課程でかなりの変化を要求されています。

まず学科では、今まで通行人としてだけの認識であったものに、運転者としての交通安全に気を配る側の認識が加わります。

そして実技では、実際にハンドルを握り車を操作することを練習し、車のすべての挙動を体感していきます。

今まで人の運転する車にしか乗ったことのない人は、それまで体感していた車の挙動を、今度は自分のコントロール下において再体験するこのになるのです。席が助手席と運転席ではその感覚も全く違うことに少なからず驚きます。

第一段階では、教習所内のコースで学科で習っている基本的なルールに従い走行していきます。

車は、オートマ車とマニュアル車によって操作が違うため、これだけでも人による教習の進み具合が違ってきます。

中には、シフトチェンジに対応できなくて、オートマに変更する人までいるようです。

一方で、学科もどんどん進んでいきます。

車の種類や免許の種類について、標識の種類や一般道路と高速道路の違い、交通事故とその対応についてなどなど多種多様です。

第一段階の効果測定を経て、第二段階では実際の路上の教習になります。

ここまできている人は、その意識において免許を持っていない人とはだいぶ違っています。

厳しい教官のおかげで(笑)少なくとも運転することに慎重になっている状態です。

というか、おっかなびっくりで慎重にならざるをえないと言ったほうがいいかもしれません。

路上は普通の生活している世界です。

当たり前ですが、今まで教習所内のコースとは全く違います。

そしてここでまたその違いにびっくりです。

教習所内のコースにあった、予定通りのコーンも交差点も、慣れた踏切りも見慣れたベンチもありません。

逆に言えば、路上の教習コースが自分の見慣れた道路であっても、それが車からの眺めであるというだけで、今までと全く違う風景に見えてくるものです。

さらには、自分が今まで教習過程で習ったことを、その状態で実践していかなければならないのです。

ベテランドライバーでさえ、見慣れない土地ではアクセルを踏む足に力が入ろうものを、教習生は人生初の路上教習でそれをやらされるハメになるわけです。

長くなりますのでここら辺にしますが、教習生は、こんな感じで第二段階も進んでいき、最終的には試験場ですべての運転能力を問われたのち、晴れて免許証を手にすることになるのです。

★見渡す範囲にそれは無い

これは、単に車を運転するという行為に過ぎないものが、実はその内面からも大きな変化を求められるという意味で、外側に設定したゴールによりあなた自身も大きく変わらざるを得ない、ということになぞられます。

つまり、どちらもあなた自身が大きく変わるという意味で似ています。

もしあなたが運転免許を持っているのであれば、それを取得するために額に汗をかきながら標識を確認したことや、ブレーキペダルを踏み潰すくらいの力の入った左足の感覚、教官の突き刺さるよな運転に対しての指摘に対して戦々恐々としていた気持ちなどを思い出してみて下さい。

大切なことは、そのかつての記憶や感覚に浸りきってしまうということではなく、現状を超えたゴールへの過程では、往々にして身もすくむような不安や恐怖も感じることは普通にあること、と捉えてほしいということです。

ある日ふと、車に乗りたいと思い、ただ単に車を買っただけではそれは実現できないのです。

車に乗りたいという思いが、あなたの日常で起こったのなら、車を購入することまでは出来るかもしれません。

でもそれは、あなたがお金を払うという現状を動かしているに過ぎません。

車の運転に関する本を買ってきて、どうやって運転するかを勉強しても、それは今のあなたの運転出来ない現状を、「運転していけるんだろうな きっと」というイメージで補っていることにしかならないのです。

この段階では、ハンドルを握る楽しさや、交通事故の恐ろしさも、すべてはあなたの現状のイメージの範囲にすぎなのです。

そこには、教官からの厳しい言葉も、路上でエンストを起こしてパニくることも、遅すぎて後ろからクラクションを鳴らされビッびっている自分も存在しません。

どこまで行っても現状にあるものを右から左、後ろから前に移動しているに過ぎないのです。

現状の外側のゴールといった時、それは必ずしも身をすくめるような恐怖を感じることばかりだとは限りませんが、コンフォートゾーンを出る以上、いつものマインドではいられないかもしれないことも是非認識しておいて下さい。

逆に言えば、あなたがゴールに向かっている最中、このような局面に何度も出くわすようなことがあれば、その時のあなたはうまくコンフォートゾーンから外れかけている証拠ですので、引き続きゴールを目指し歩み続けて下さい。

いつでもあなたを応援しています

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