正真正銘のやりたいこと

あなたには誰か大切な人はいますか?

そうですね、きっといると思います。

ご家族であったり、恋人であったり、ビジネスをされている方はお得意さまでしょうか。

また、いつもこちらのことを気にかけてくれているお稽古ごとの先生なんていう人もいるかもしてませんね。

人によって心に思う誰かは本当にそれぞれかと思います。

★脚の筋肉が麻痺しそうなくらい

私自身も、大切な人はいました。

それは、今は亡き母でした。

母は晩年、ふとしたことで体調を崩すことが多かったのですが、その時は必ず私の出動でした。

私はひとりっ子ですし、父はタクシーの営業で夜はいないし、私がどうにかするしかなかった。

母が胃が痛いと言えば、常備薬では事足りず、自転車に乗っては夜道を走り回り、気付くと家から7キロ以上離れた薬局まで来ていたり。

これは父も母に同伴でしたが、旅行に行くというので私はゆっくり寝ていたら、朝6時頃にいきなり電話で叩き起こされ、何かと思えば、旅行チケットをテーブルの上に忘れたから持ってきてくれと、私は寝癖もなおさず東京駅まで吹っ飛んで行ったり。

私が外出中に、母が家で倒れた時は、外出先から自宅へ救急車を呼んで、私は自宅ではなくそのまま母の運び込まれた病院へ直行したり…。

母についてこの手のことに枚挙にいとまがありませんでした。

母が74歳で亡くなる6年くらい前から、こんなことが事あるごとに続きました。

ずいぶん脚と心臓が鍛えられました笑

★それでもやりたい

私の話を書き連ねてしまいましたが、こういったことはあなたにも必ずあると思います。

私の学んだコーチングでは、とにかくやりたいことをやりましょう、というのが基本理念にあります。

今思えば、私が母にさせてもらっていた多くのことは、「どうにかしてあげたい」「一刻の早く楽にしてあげたい」という思いからだったのですが、その時の焦燥感や渇望感にも似た気持ちが、このやりたいことをやる、の根底には流れているような気がしています。

もちろん、焦っていたり、どうしても、という気持ちが前のめりになることにフォーカスをしている状態ではなく、「やっぱりこれがやりたいんだ!」という純粋な思いに圧力がかかっている状態、という意味になります。

私は、コーチングにおいての「やりたいことをやる」がまとっているニュアンスはこれが一番近いのではないかと思っています。

コーチングではゴールを設定することがまずその第一歩になり、それはやりたいことであること、が基本になります。

あなたがもしセルフコーチングを学んでいて、やりたいことをゴールにしても、この感覚が今ひとつピンとこないようであれば、大切な誰かのために、何かをどうしてもしてあげたいという気持ちをオーバーラップしてみてください。

ゴールに向かう一歩が進み始めるかもしれません。

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