あなたが何を選ぶかにかかっている -自己啓発の理論はすべて理にかなっている-

こんにちは 坪井です

今回は、自己啓発書の存在意義と、あなたがこれを使うべきなのかどうか、についてお伝えしていきたいと思います。

一口に自己啓発書と言っても、それはそれは沢山のものがありますよね。
種類については、私が例にあげるまでもないと思います。

強いて言えば、ここ数年は、スピリチュアル系のものが著しく台頭してきているといったところでしょうか。

今、簡単にスピリチュアル系とくくってしまいましたが、この系統に関しても、かなりの幅を持った種類の啓発書が存在しているようです。

しかも、その中には、実は人知れず大昔から脈々と受け継がれてきたような歴史を持ったものも含まれているようですね。

真偽の程は分かりませんが、たしかにそれが「にわか」で構築されたものではないということも、読んでみて納得したりします。

私も、自己啓発書を読むのは好きですので、度々訪れる書店では、気の向くままに手にとって斜め読みしたりしています。

★私、坪井の場合

私も少なからず興味をそそられるこういった自己啓発書ですが、昨今、成功法則に関して科学的な方法論が発達してきており、この手の分野で古典的なアプローチをとったものに対しては、批判や酷評が増えている傾向もあるようです。

私が、この手の本に出会ったのは、‘93〜‘95年頃でしたが、その頃はまだ今のようにネットが普及するだいぶ前の時代でしたので、自己啓発書に関する一般的な評価を知るなどということがすぐ出来る状態ではありませんでした。

そんな中、私が最初に手にした本は、マーフィーの法則で有名な、ジョセフ・マーフィー博士の書籍です。
私が潜在意識という言葉を知ったのもこの頃からでした。

それ以前にも、聞いたことはあったのかもしれませんが、どういう意味でどんな働きをするものなのかなんて考えたこともありませんでした。

マーフィー博士の著作物は、その全てにわたって、潜在意識についての働きを多く説いています。
内容についての詳細は、実際に読まれることをお勧めしますが、その当時の私にとって特に興味を惹かれたものの一つに、「良いことを思えば良いことが起こり、悪いことを思えば悪いことが起こる」というものです。

このフレーズは特に有名で、今となっては正直、本当にマーフィー博士が言い始めたのかどうかも私には知る術がないわけですが、これを目にした当時の私の心には「ほ、ほんとだ… たしかにその通りだ」と、心底納得する言葉として響きました。

当時の私は、仕事で(まだアルバイトでしたが)毎回どうしてもこなさなければならない作業があったにも関わらず、その当時の私の性格上、どうしても慣れることが出来ないものであり、その解決方法を探っているところでした。

そんな時出会ったのが、この言葉だったのです。
当時の私が飛びつかないわけがありません笑

その頃、マーフィー博士はすでにこの世に存在していませんでしたが、書籍に関しては、かなりの種類が出回っていたようだったので、コンビニなどで売られていた入門書的なものなども含め、その中の代表的なものを数冊購入し、興味のある部分を集中的に読み込んでいきました。

それでわかったことは、宇宙すべてに潜在意識という存在があり、それはもちろん人間にもあるもので、人間は、この潜在意識をどんなことにも使うことができる。

その力は絶大で、もし人間がこの力を使った場合、どんなことでも実現することができ、どのようなことでも可能にすることができる。  、と。

しかし、気をつけなければならないことが大きくは二つある。

一つは、この力を人間は使うことが出来るが、人間の意識そのもので直接にコントロールすることはできないということ。

もう一つは、この力は、良いことに作用することもあれば、悪いことに作用することもあるということ。

という二つの特徴を持つ力であるということでした。

ここでは長くなりますので、その詳細の説明は省きますが、一つ目は要するに、自分が意識していない部分が、その力の根源という意味で、二つ目は、その力が発揮される方向性は、人間にとって良いものか悪いものかを問わない、ということでした。

いろいろ読み解き、私なりに実践してみた結果、いくつかの成果を得ることが出来ました。

特に、家族や自分の健康面に関することには、ことごとく良好な結果をもたらしました。

そして、私を取り巻く生活環境が、おおむね良好な方向性を維持する事にも成果があったように     思います。

これら私に関しての事例でさえ実際かなりの数があり、やはり詳細を書くことは出来ませんが(正直忘れてしまったことも多いのです)、マーフィー博士の理論を実践した結果、その恩恵を少なからず受けることができていたと言っていいと思います。

しかし、結局、私がマーフィー博士の書籍と出会いファンになってから、次の自己啓発の世界へ移行するまでの間、この潜在意識の法則を、本当に使いたかった肝心な場面で有効に活かしきることが出来なかったことも多く、私が本当に実現させたかったことに対しては、あまり効果を実感できなかったというのも正直多かったのです。

★逃れられないシビアな掟

「なんだ、やっぱ肝心なところでダメだったんだ」と思われるのかもしれませんね。

でも、この事実に関しても、やはり私はマーフィー博士の書かれていた通りの結果を導き出していたのです。

そうです。

潜在意識の働きである、良い事にも悪い事にも使うことが出来る、という法則です。

私が当時結果を求めていたのは良好な人間関係であり、それが上手く機能することを前提とした仕事の在り方でした。

しかし今思えば、結果として、私の本心は、「そんな関係性など到底実現するはずがない」というものだったのです。

つまり私は、表面上、良好な人間関係の構築を求めていただけで、実際にはその逆を求めていたということだったんです。

それも「切に」です。

ですがこれは、決して、潜在意識を悪い事に使うつもりでそう思っていたのではありません。

ここは正確に表現するならば、求めていた理想の人間関係が、実は、好ましくない人間関係の裏返しをとって現れていた、といったほうが正確かもしれません。

要するに、私が、理想の人間関係を求めれば求めるほど、実際には、その逆を潜在意識に伝えていたと表現したらいいでしょうか。

当然、これは無意識でやっています。
しかも私は、ご丁寧にもこれを何度も何度も繰り返しやっていたのです。

この意味で、潜在意識に対しては、本当に心から人間関係が崩れることを望んでいたことになる。
怖いのは、私本人はそれを良好にするつもりで実践していたというところてす。

でもこれが叶うことはありませんでした。
理由は前述した通りです。

理想の人間関係の実現を求め過ぎるあまり、本当はそうではない人間関係が事実としてあり続けていることを、見ないふりをしていたからです。

結果として、私の意識している思いとは真逆のことが実現することになりました。

マーフィー博士が、潜在意識には、嘘も冗談も通じない、という念押しとも取れる言葉まで残してくれていたにもかかわらず、です。

結局私は、こういった自分の真の願いには応えてくれない、否、むしろ逆の結果をもたらしてしまう潜在意識の法則の力を思い知ったことを機に、‘マーフィー博士からの‘ 潜在意識の使い方に関して、少し距離をおくようになったのです。

でも、その後登場してくる新たな時代の方法論の数々が世に知られることにより、マーフィー博士が説いていた潜在意識という存在や働きが、また別の側面からその正しさが説かれるようにもなり、この力の作用の仕方が、決して伊達や酔狂ではなかったことも、私自身、後から分かるようになっていったのです。

★定義されている数だけ人類の叡智がある

実は、ここまで私のことについてお話ししてきたのは、自己啓発界における重鎮と認識される人物の書物に出会い、いかに私が自己変革できたのか、できなかったのか、の単なる体験談を披露することが目的ではありません。

こと私に関しては、潜在意識という未知の力を自分が使うことにより、自身の在り方や他人の在り方を変え、ひいてはその環境までも変えていこうという意識で様々な試行錯誤をしていました。

しかし、この私の試みは、同じ時代、同じ時期に、世界中のどこかで数え切れないほどの人が、その個々人の様々な課題に対応したかたちで、このような力の応用を実践していたであろうことは想像に難くありません。

それどころか、もっと前から、もっと大昔から、否、はるか太古から、千変万化の個々人の環境の中で、事の大小に関わらず実践されてきた「何かを成す」ための方法論だと思うのです。

私にとっては、当時、その力の伝達者がたまたまマーフィー博士であっただけなのです。

もちろん伝達者である一個人の持つ能力は、その力(例えば潜在意識)が人に渡った時、それが最大限有効に発揮できるかどうかの重要なファクターにはなりえます。

私の場合、それがマーフィー博士の理路整然とした潜在意識の法則の説明であり、その力にあやかった数々の奇跡的な事例でした。

私はそれで、‘その気に‘ なることができ、しかも、それなりに結果も手にすることが出来たのです。

ここまでのお話しで、あなたももうお気づきかと思われます。

そうなんですね、それがあなたにとっては、誰になるか、どんな力になるか、の違いとして現れてくるんです。

「どんな力」に関して言えば、今でいうと「コンテンツ」に相当するかもしれません。

でも、それがあなたにとって素晴らしい結果をもたらすものであるのなら、あなたがそれを選んだ価値は十分にあるのです。

こう言ってしまうと味もそっけもないかもしれませんが、要するに、誰かが何かの解決策を求めて、本気である方法論を使う時、それが、その人にとっての“本物の力“になるのです。

この構造は、コーチング的に観て極めて簡単に説明することが出来ます。

それは、結局、その使い手である人間の思い込み(ブリーフ)の力にかかっているからであり、この力を使うことにより、その人物のゴールを達成する潜在的な力が強力に働くから、という一言になります。

有名無名を問わず、あまたある自己啓発の理論で、現在まで残っているものは、すべて有効なものばかりです。

今後登場してくるものに関しても優秀なものも出てくるでしょう。

あなたが何か自分の課題やゴールを達成したいと思った時、こういった自己啓発系の方法論はきっと役に立つはずです。

しかし、そうであるがゆえに、この力の有効性を確実に効かせたいのであれば、それはあなたが何を選び、それをどこまで信じることが出来るかにかかっているのだ、ということは忘れないでください。

いつでもあなたの夢の実現を応援しています。

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