こんにちは 坪井です
今日は、あなたの経験や体験してきたことをゴールに対してどう扱い役立てていくべきかについてお伝えしていきたいと思います。
★誰もが持つ経験
ひと口に経験といってもいろいろあると思います。
幼少期の頃のもの、小学校や中学校、高校生の時のもの、社会人になった人と大学に進学した人だと、経験の内容も自ずと異なるものになっていると思います。
また、こういったいわゆる普通の経歴を辿らない人も少数ながらいらっしゃるようですね。
以前私が勤務していた職場の女性は、父親の意向で、中学校へは進学しませんでした。
その代わり父親は、馬について、娘であるその方に勉強させていたそうです。
それは、競馬についてだけでなく、それこそ馬に関するすべてであったそうです。
その方はギャンブルを一切やっていませんでしたので、競馬も、おそらくその学術的な側面から教わっていたのだと思います。
また、これも同じ職場で出会った男性だったのですが、その方は字が読めませんでした。
仕事上、鍵のやり取りをする機会が多くあり、私はその男性とも何度も鍵の受け渡しをしていました。
そんなある時、その男性が、鍵に書いてある文字を読んでいない事に気が付いたのです。
それは、私が「〇〇の鍵を取って下さい」と言った鍵の名称が目入っているにもかかわらず、その男性は気付かず、まだ探し続けていたからです。わざと気付かないフリをしているとは思えませんでした。
その時は、私が鍵に気付いたテイで取りに行きましたが、その様子はその後も変わることはありませんでした。
恐らくその方は、ご自身の独自の方法論で識字を補う方法を(結果的に人が動いてくれるとか状況に任せるなど)を編み出してきた方とお察ししました。
非常に仕事熱心な方で、私は識字については一切詮索しないでおこうと決め、以後も勤務を続けていただきました。
以上は、いわゆる日本の一般的な教育環境では、少数派であろうお二人の方との関係を持った私自身の経験談として書きました。
こういった経験は人の数だけあり、それも極めて個的な内容になると思います。
私自身は、こういった方々と直に接する機会を得られたことは本当に勉強になりましたし、その後の人間関係にも生かされています。
これを読まれているあなたにも、私と似たような経験をされていらっしゃるかも知れませんね。
そして、そういった経験は、あなたの貴重な財産にもなっているかもしれません。
★過去の良いところだけをゴールに使う
ここまで、私の経験談を話してきました。
当然ですがこれは過去の話です。
そして先の女性と男性の経歴も過去のものですね。
どんなに良い話、興味深い話、思い出したくない話でも過去は過去なんです。
以前お伝えしましたが、コーチングでは、時間は未来から現在、そして過去に流れているとする、インド哲学を基にした時間観で考えます。
改めてこの時間の流れを見てください。
コーチングでゴールを設定する際、この過去は一切考えません。
あなたが未来を見据えて設定したゴールは、これを達成しようとするその時まで、過去はただのひとつも関係しません。
それを理解した上で、この過去というものにも、一つだけ使えるものがあるんです。
それが情動です。
過去は関係ないといいながら、散々過去の話をした理由がここにあります(笑)
過去の良いところとは、この情動が使えるということです。
この場合、ポジティブな情動ということになります。
わたしであれば、先の女性や男性との間の経験で得た、嬉しかったことや楽しかったこと、また清々しいとか誇らしいという情動が、ゴールに対して使える情動ということになります。
★ビジュアライゼーション
視覚化 という意味になりますが、コーチングではこのビジュアライゼーションも使います。
あなたもぜひやってみて下さい。
まず、やりたいことをゴールとして設定します。
ご存知のように、認知不協和を使いますのでゴールの内容は現状よりはるかに高いほど良いです。
そしてここからがビジュアライゼーションになります。
設定したゴールのイメージをリアルに思い浮かべ、その情景を体感していきます。
ポイントは、ゴールの世界の中で振る舞っている自分自身をリアルにイメージし、それに「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」の情動を感じていくことです。
これを繰り返しおこないます。
そうすると無意識は、このイメージが現実であると認識し始めるようになり、やがてあなたのゴールは実現することになるのです。
脳は、リアルなイメージを現実だと認識するからです。
リアルな感覚はこの情動からもたらされることになるのです。
いかがでしょうか。
あなたの過去がいかなるものでも、あなたの望むゴールを達成することには関係ありません。
むしろ、その過去のポジティブな情動を使ってゴールを達成する力をブーストさせていって下さい。
いつでもあなたを応援しています。
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