こんにちは 坪井です
人間には、本来持っている力があります。
これは他の動物でも同じで、それぞれに生まれながらに備わっている力というものがあります。
犬や猫の帰巣本能、鳥やネズミの災害を予知する能力、イルカやコウモリがお互いのコミュニケーションで発する超高周波など。
こういったことは人間には到底マネできる芸当ではありませんが、人間には人間の力があるのです。
それは、人間には自分の能力をどこまでも伸ばすことが出来ることです。
これは、人間のみに備わっているもので、他の動物にはみられないものです。
もちろん、カラスやチンパンジーの道具を使う能力も凄いですが、人間にはかないません。
人間は、より高度に、より緻密に、より発展的にその能力を伸ばすことが出来るのです。
★脳の使い方が重要
脳の使い方、というと難しく聞こえるかもしれません。
でもこれは、普段あなたが日常生活で活動している時の、物の考え方や行動そのもののことを言っています。
日常で行うすべては、意識、無意識含めてすべて脳を媒介にしているからです。
ですから、朝起きて会社や学校に行き、同僚や友達と仕事や勉強、遊んでいる間、帰ってから寝るまでの間まで、すべては脳が関わっているのです。
これは当たり前の話なのですが、あまりにも当たり前すぎて普段は忘れてしまっています。
忘れてしまっているはずなのに、ほとんどのことが苦もなくできているのは、それが無意識で行われているからです。
人間は、どんなことであれ初めて接する物事には、いちいち使い方と繰り返しの練習をしなければいけませんね。
ですが、一旦それに慣れてしまうと、後はもう意識しなくても難なく使えるようになってしまいます。
自転車の乗り方とかパソコンの使い方なんていい例だと思います。
これが無意識の力です。
もう考えなくても自動的に扱えるようになるのです。
そしてこの無意識は、脳の働きによって制御されています。
脳では、始め「こうやって」とか「ああやって」など意識的に作業していますが、これが繰り返されるたびに、考えることが必要なくなっていきます。
考えることの代わりに、脳がそれを自動で行うようになるのです。
この状態が無意識ということなんですね。
★脳を正しく使うには
あなたも毎日の日常を難なく過ごせているのは、この脳の無意識のおかげなんですね。
もし新しいことをやる必要があっても、無意識が自動でやってくれるまでの間、しばらくは繰り返しの作業に没頭していればいいのです。
ですがこの時、出来るだけ脳の機能を最大限で使いたいですよね。
人間には、他の動物とは違い、思考や感情があります。
脳の機能を最大限使うとお伝えしましたが、人間のこの思考や感情が、時に最大限使いたい脳の機能を制限してしまうことがあり、ここは人間にとって少し厄介なところになります。
ですから、この制限をかけない方法を知ることがポイントとなります。
そのためにはまず、言葉の使い方を意識して下さい。
端的には、否定的な言葉は使わないということです。
これは、あなたも人間関係において、わりと経験されているかもしれませんね。
例えば、会社の上司との間で交わされた言葉、友達との間で交わされた言葉、ご両親との間で交わされた言葉など、いくつかのシチュエーションでやりとりされた否定的な言葉などです。
本当にごく些細な日常で使われている言葉の中に、この否定的な言葉が入っているものです。
もし使ってしまっていたら、あるいわすでに使っているようであれば、この言葉をそのまま肯定的な言葉にいい替えてください。
「私はなんてバカなんだ」→「これで学びが一つ増えた」
「あの人嫌い」→「あれも個性の一つだ。良いところは必ずある」
「また遅刻だ」→「学校が始まる時間が早すぎるんだ」
「こういう時に私は必ずアガッてしまう」→「緊張は体の正常な反応だ、上手くいっているところだけをイメージしよう」
などです。
この否定から肯定への変換を、この言葉が口を突いて出てくるたびに必ずやります。
人前にでなければならない時や、自己嫌悪に陥りそうな時に繰り返しやっていると、徐々に気持ちに変化がみられるようになってきます。
これは、やり続けていると次第に無意識で出来るようになってきます。
そうなったらしめたものです。
今度は、この言葉の使い方をいろんな場面で意識していきます
脳は、あることに集中すると、それ以外が意識できなくなる性質を持っています。
あなたが否定的なことに意識を集中している間は、この否定的な状況をあなたに見せ続け、感じさせ続けていきます。
でもあなたが、ひとたび肯定的な言葉を使い集中していくと、世界は一新していくのです。
これが脳の働きであり、あなたの人生をより明るく楽しくしていくための一つのコツになります。
あなたの人生が、より良きものになることを願っています。
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