こんにちは 坪井です
今回は、学んでいくほどにお金を稼ぐことができなくなる、ということについてのお話です。
あなたも、知識を得るために学び続けることが稼げるようになり、頭も良くなると思ってはいないでしょうか。
でもこれは一面の真理であり、こうすることで逆に稼げなくなり頭も悪くなることがある、ということも知ってほしいのです。
それではどのような知識があればいいのか、そして、頭が悪くならない方法についてお伝えしていきたいと思います。
⭐︎正しさへのこだわり
学んでいて知識が増えていくと、頭もみるみる良くなっていくような気分になります。
ビジネスであれば、マーケティングのやり方や、正しい文章の書き方、集客術などの沢山の知識があります。
そういったものをとにかく沢山集めることによって、はじめて稼げるようになるんだと、現時点、稼いでいない人は思い込んでいるのではないでしょうか。
ですが実は、これらを集めてみたところで稼げるようにはならないのです。
それどころか、ますますビジネスの迷路に入り込んでいき、結局、何をしているのか分からなくなります。
学びには際限がありませんので、いくらでもできてしまいます。
これは楽しいことではありますが、残念なことに稼ぐこととは一致したものにならないのです。
逆に、知識があることによって、知識にこだわるようになり、独りよがりになってしまう可能性があります。
たとえば、ブログの文章を書くにしても、「正しい書き方とは」と考えてしまい、書き方の正しさに固執するようになるのです。
以前、SEO対策という検索エンジン対策があり、キーワードをいっぱい入れましょうと言われていたことがありました。
不自然であっても、沢山キーワードを入れることで、その検索順位を上げようとする手法があったのです。
いろいろな裏技のようなやり方があったようですが、そうしたおかしなことをやっていたサイトは、グーグルがアップデートしたことで、大幅に順位を下げていってしまいました。
グーグルは、なにもSEO対策と称して上位表示を目指す人のために運営しているわけではなく、検索する人にとって真の価値ある情報にアクセスできるようにしたいのです。
ですから、情報発信者は、本当はユーザーのことを第一に考えて、沢山見たくなる記事や面白いページ、役に立つページにする、ということが大切なのです。
同じ頃に、変に対策に凝ることをせずに、コンテンツをしっかり作っていた人は、順位が下がらずに済んだのです。
ブログを書こうとすると、まるでブロガーのようなページになってしまったりするのですが、ブロガーはアクセスを沢山集めてアフィリエイトなどで稼いでいます。
ことコーチであるのなら、ブロガーみたいにアクセスにこだわる必要もありません。
アクセスが少なくても、クライアントが増えればいいからです。
コーチとして、自分のビジネスで好きなことを書いていき、あとは、サーチコンソールというグーグルのサイトを見ていけばいいのです。
サーチコンソールは、グーグルの評価をチェックできるサイトです。サーチコンソールを見ていきながら、見込み客の興味がありそうなキーワードの記事を書いていきます。
基本的に好きなことを書いて、あとでサーチコンソールを見て分析していきます。
ここでは、知識はあまり必要ありません。
実は、ビジネスで一番大事なのは、この部分です。
実践しながらフィードバックを得て、それをもとに改善していくということです。
これも大した知識は必要ないでしょう。
このことを知っている人は多いかもしれませんが、実践している人は少ないのです。
ですから、ほとんどの人が稼げていない事実があるのです。
知識は正しい、と思っていると、これができなくなります。
知識が正しくて、むしろ稼げない自分の現実の方がおかしいと思ってしまうのです。
でも、それはすべて逆です。何かが間違っているから稼げないのです。
その稼げない、ということが、フィードバックである、ということです。
もし、自分で分からないようであれば、すでに稼いでいる人から聞いてみることです。
とても簡単なことです。
しかし、このフィードバックをとらず、稼げない状態を続けた時、その解決のために、また他の知識を得ようと学びを続けることになり、悪循環にハマることになります。
⭐︎知識の使い方に難があることも
知識があるとその使い方に問題が生じてしまう、これはつまり頭が悪くなるということです。
「え?! どうして! それ逆でしょ?」と思われるとおもいます。
そう思われるのは無理もありません。
たしかに本来はそうなのです。
しかし、同時にそれは頭の良さとは反対の方向性を巧みにしていってしまうことにもなるのです。
それが、自己正当化です。
つまり、言い訳が上手くなってしまうのです。それも文字通り自分に対することです。
これは、自分が直面する課題や問題の解決を避けることに対して、知識を使って、結局、自分は悪くないということを証明していく行為になります。
その証明は、人にも自分にも向けられるのですが、とどのつまりが、課題や問題の回避と、それに伴う自分自身の判断の正しさに対するものばかりです。
しかし皮肉なことに、こうすることで結局視野が狭くなってしまい、現実からどんどん離れていってしまうのです。 その結果、すごく無意味なことにただただ労力を使うことになるのです。
これは、頭の良い人ほど巧みな言い訳を考えることが出来るといえます。
頭の良い人ほど、自分が間違ったことを認めたがらないので、余計に言い訳をすることになります。
もともと、負けず嫌いや劣等感を嫌う傾向があるからです。
これはビジネスにおいても同様で、ビジネスを始める人も、失敗することが嫌なので、「お金がないので」とか「時間がありません」などの沢山の言い訳を思いつきます。
しかしここでの失敗とは、決してマイナスを意味するものではありません。
むしろ、失敗をすることで改善できるのです。
ビジネスの知識が合っているのか、間違っているのかを見極めるには、お客さんに聞いてみるのが良いのです。
実際にヒヤリングしたり、販売してみれば、何を変えていけば良いのかがわかります。
ところが、プライドが高いと、直接聞くことができずに、知識の世界に逃げてしまいます。
売り出すと、その成果の正否がハッキリするので売り出すことができません。
それで、絶対に正しい方法を見つけようと頑張るのですが、そんな方法はどこにもないわけです。
⭐︎重要性を決める
知識を沢山持っていても稼ぐことにつながらないのは、知識の中で一体何が重要であるのかが分かっていないからです。
これは極端な話、マーケティングの知識と、お年寄りの介護の知識がどちらも同じくらい重要なことだと思っている状態です。
本来は、自分が現に背負っている課題やゴールに対して重きをおく方の知識を最優先させるべきのはお分かり頂けると思います。
しかし、現実の世界で活動を続けていると、次から次へと、自分が把握するべき重要なことを見失いかねない情報が沢山入ってきます。
これは、どんなに優れた人でも、ある知識や情報に“魔が刺す“現象として、自らの重要性を崩されることだってあること意味します。
こういったことからも、あなたにとって今、何をすべきかをしっかりと見極められなければならないのです。
ですが、それは自分では中々分かりにくいこともあり、コーチやコンサル、メンターなどをつける方法は非常に有効であるといえます。
そうすることにより、やって良いこと、やらなくていいことや、現時点ではこれをやって下さい、などを知ることができるようになります。
これは、すでに稼いでいる人に見てもらう必要があります。
なぜなら、稼げていない人間同士であれこれやっていても、自分にとってのその重要性の指摘をしてもらうことは、ほぼ出来ないと考えられるからです。同じ抽象度では、見ている風景が同じだからです。
受験の世界でも、塾の先生が志望校への最短距離を教えてくれますよね。
その人その人にマッチした具体的な勉強法や的確なアドバイスをしてくれます。
先生には、合格の道筋が見えているのでアドバイスができるのです。
ただ闇雲に勉強しているだけでは効率が良くないですし、そのままだと合格できないかもしれません。
これはビジネスも同じことなんです。
その時点で自分に必要なことだけをやれば稼ぐことができます。
このように、やたらと知識やスキルを身につける前に、自分にとって何が一番大事なのかを知る必要があるのです。
あなたの夢の実現を心から応援しています
最後までお読み頂きありがとうございました。
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