こんにちは 坪井です
今回は、50代のあなたの煩わしい状態となってしまった人間関係を、短期間で改善する方法についてお伝えしていきます。
これからご紹介する方法は、本当に簡単で、その効果も、1週間もあれば実感できてしまうものになります。
今現在、仕事や隣近所さん、お友達の間で少なからずその関係性に何らかの違和感をお持ちのあなたであれば、是非この方法を日常に取り入れいただき、快適な精神状態を回復、維持しながら健やかな人生を歩んでいただきたいと思います。
人間関係からくる心労って、想像以上に重く長く気持ちを曇らせるものなんですよね。
☆記憶というジャッジ
50代のもつれた人間関係をてきめんに改善する方法とは。
それはとても簡単で、あなたと関係を持つ人を無闇にジャッジしない、ということになります。
「何、それ‥」
と、思わずガッカリされたかもしれませんね。無理もありません。
しかし、この考え方をもとに、普段、あなたのしている、他人への対応をよくよく思い出してみて欲しいのです。
いかがでしょうか?
仲の良い友人が多い方は、恐らくそれほど嫌な判断をしていないと思われるのです。
しかし、そんなあなたでも、仕事の得意先にいる愛想の無い受付の女性だとか、いつも軽く嫌味を言ってくる〜部長だとか、直接の窓口になってくれている愚痴ばかりの〜さんだとかを思い起こしたらどうでしょうか。
あなたでさえ、その辺りで、ちょっとした‘んー何か苦手’とか、‘この人なんだろう’とかの何とも言えない気持ちが湧いてきたりするのではないでしょうか。
端的にそれが、あなたにとってのジャッジということになるのです。
そのジャッジの種類にも様々あると思います。
でも、そのコアにあるものは、あなたの経験してきた記憶によるものであり、それが他人に対して裁きを下しているということなんです。
たとえば、お得先の愛想のない受付の事務の女性を前にしたとき、あなたは「何だよ、こっちは丁寧に接してるんだから、もっと笑顔でもいいじゃないか」といつも思っているかもしれませんね。
あなたが自社の製品の説明をするたびに、その機能の弱い面ばかりを、嫌味まじりで伝えてくる相手方の部長さんに対しては、「それなら買ってくれなくてもいいのに‥」などと喉元まで出かかっているかもしれません。
という具合に、あなたが、ある特定のシュチュエーションに陥るたびに、心の中では決まったセリフが呟かれているのです。
それが、あなたの過去に経験した記憶からの、特定の人たちに対する反応ということなわけです。
つまり、その記憶には、あなたに対してネガティブな対応をしてくる他人に対しては概ね拒否的な反応があり、あなたの態度としては、やはり拒否であるということになります。
これには、あなたの倫理観などは一応絡んでいないこと、そして、当のあなたの反応自体も自動的であることが特徴になります。
この意味で、これら拒否反応は無意識で行われていると捉えられます。
そしてこれが、あなたが他人を裁くジャッジとして機能することになるのです。
しかし、ここで冷静に考えてみれば、あなたも、いち社会人として立派に生きていらっしゃる。
あなたの基本的な権利として、誰を好きになっても嫌いになっても、誰にもそれを咎める権利などない。それははっきり言えます。
☆人間関係に応用してみましょう
でも、そうは言っても仕事や私生活において、わざわざ嫌な人間関係を構築し、それを広げていく必要もありませんよね。
あなただって出来れば、円滑で良好な関係性を築いていきたいと思っているはずです。
それは、今までの人間関係でも、50代としてのこれからの人間関係であっても同様ではないでしょうか。
そこで、冒頭からお伝えしている、人をジャッジしない、ということになるわけです。
お伝えしているようにやり方は簡単です。
例えば、あなたがパートナーから、食事中に本を読む癖を直すよう指摘されたとします。
今ままでのあなたであれば、「そのくらい私の好きにさせてよ」と心の中で思っていたとします。
そしてそれは、すでに何度もパートナーから言われていることで、あなた側も、もう我慢できない状態になっている。
気分もイライラするし、私が何をしようと構わないでほしい、という気持ちで一杯かもしれません。
ここで、ジャッジしないをやってみます。
最初は、パートナーの言葉に対してどうしても、直ぐに反応してしまうでしょう。無意識をある意味ねじ伏せる訳ですので仕方ありません。
でも、あきらめずに同じ場面で何度もジャッジしないをやってみるのです。
パートナー「本を読むのをやめて」
あなた「…。(ジャッジしない)」
ここでは、相変わらずあなたは食事中に本を読み続けるわけです。
勘違いしないでいただきたいのは、パートナーを無視するのではありません。
あくまで、パートナーの言葉をジャッジしないでいるだけです。
ですから、その結果、あなたは食事中の読書を止めてもいいのです。
ただそこに「あぁ うるさいなぁ」とか「このくらいいいじゃないか」とかを挟まないということです。
それでは、あなたの自動反応のままでいることになります。
あなたが食事中の読書を止めるのは、パートナーに諭されたからではなく、単にあなたがパートナーの要望を聞き、その上であなたの意思で止めたというニュアンスになります。
パートナーの言っている事を聞いて止めても、それに「うるさい」などを口に出したり、心で呟いたりしない、という意味になります。
これだけで、少なくとも、あなたの心は穏やかになっていきます。
今は、あなたとパートナーを例に挙げましたが、こういったことを、あなたの仕事を含めた日常の様々な場面でやってみて頂きたいのです。
これは、決して相手の言っていることに服従することを意味しません。
相手を聞き入れても、入れなくても、その瞬間湧いてくる、相手に対するネガティブな判断を極力排除していくだけ、ということだからです。
その結果、相手にしてみれば、あなたが否定的な様子を見せてこない時点で、あなたへの心象はそれなりにフラットなものになっていくことになるでしょうし、
あなた自身にも、相手への否定的な心象が無くなるわけですので、あなたにとっても最低限、フラットな心持ちを保つことはできることになりますよね。
そこから先は、あなたがコミュニケートしたい相手と良好な状態になっていくイメージをしながら発展させていけば良いということになります。
人間関係というのは、実は意外とシンプルだったりもするのです。
それが複雑になってしまうのは、往々にして、お互いの受け取り方に、邪推や勘繰りなどの不用な齟齬が生じてしまうことに原因があるのがほとんどと言えるのではないかと思うのです。
これが奏功すれば、あなたがあまり気乗りしないお相手だったとしても、見る見るうちに素晴らしい関係性を築くことも可能になります。
今回の内容はいかがでしたでしょうか。
たった今からでも取り入れて頂けるものだと思います。
ぜひ、あなたの人間関係に応用してみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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