こんにちは 坪井です
今回は、良い商品を売ろうとしない、ということについてお伝えしていきたいと思います。
今現在、コーチングで稼ぐことのできていないコーチの方は、「良い商品なのにどうして売れないのだろう」と思われているのではないでしょうか?
そしてこれを解消するために、「人が集まれば売れるはずだ」と考え、集客方法を勉強しようとしたりしている方も少なくないのではないかと思います。
でも実際には、人が集まっても売れなかったり、そもそも集めること自体それほど簡単なことではないことに気がつかれると思います。
また、一般的に”商品を良くしないと売れるはずがない” という価値観があります。そのために、新しい資格を取得したり、コーチングの技術を学ぶなどして、良い商品を作ろうとするのです。
技術を教えている側もこういうことは心得ていて、「こういった方法で稼ぐことができます」といったような伝え方をしますので、多くのコーチに誤解を与えてしまっているとも言えます。
このような誤解が生じてしまうのも、「良い商品を売る」という根本的な価値観があるからです。
この価値観が売れない原因になっていることを理解する必要があります。
⭐︎なぜ良い商品が売れないのか?
稼ぐことのできていないコーチの方は、自分の商品が売れないと、「なんで良い商品なのに買ってもらえないんだろ…」と考え込む人がいます。
その結果、何とかして売ろうとするために、それがどれほど良いものかという説明が多くなってしまうのです。 でもこれが、逆に働くことになります。 つまり、説明すればするほど売れなくなるのです。
そして次がセールススキルを学ぼうとする、ということです。
そもそも良い商品だと思っているので、自分の説明が悪いのであれば、セールスの技術を磨く必要がある、という発想になるのも無理はありません。
これを克服するために、セールストークの講座へ通ったりするのですが、それでもダメな方が多いのです。
また、集客スキルを勉強して、とにかく人を集めれば売れるのではないか、と考える人もいます。
しかし、それで人が来たとしても、何度も断られたり、集客自体も決して簡単ではないので、行き着くところ心が折れてしまい挫折してしまう…。
このように悩んでいるコーチの方は意外なほど多いのです。
なぜこうなるかと言うと、そこには「良い商品」という考え方があるからです。
ここで良い商品というのは、コーチ側がそう思っているだけ、という意味です。
“高名な〜先生に直接教えて頂いた”
“〜連盟の貴重な資格があります”
“悩みをたちまち消し去るスキルがあります”
という類のものです。
こうして書いている私自身、こういった内容は大好きですし、スキルやテクニックに信頼をおき、それが効くこともよく知っています。
しかし、一般的なお客様にいきなりそう言ったとしても、それは通用しないのがほとんどです。そんなことより、自分がやりたいことや、悩みを解決することに最大の興味があるのです。冷静に考えてみれば当たり前の話ですよね。
要するにニーズがズレているのです。
こういった流れで、もしセッションがあったとしても、おそらくコーチが自分の知っている術(すべ)を披露することになり、肝心のお客様には「素晴らしいですね、学びになりました、ありがとうございます」と言われ、すべてはその場で終了、ということになってしまうことでしょう。
お客様目線では、コーチ側が主張するどんなに効果的だと言われるものであっても、ニーズのズレたものに何十万円もの大金を払おうとは思わないはずです。
その一方で、全然大したことのない商品と思われるものであっても、そのお客様のニーズにあってさえいれば売れてしまいます。 本音で欲しいと思っているものは、買いたくなるのが道理だからです。
この、ニーズにあっているということが、ビジネスではとても重要なのです。
お客様目線では、とくに欲しいと思っていない商品は、いらない物と一蹴されてしまいます。いらない物は、悪い言葉ですが不用品と同じです。 お金を出して買いたいとは思わないものです。
もし買ってもらったとしても、それではコーチングの成果も出ることはないのではないかと思います。
しかし、稼ぐことができていないコーチの方は、自分の“コーチングという商品は良いもの“ということにロックオンし過ぎているため、それが不用品に成り下がっていることに気づくことができないでいます。
そのため、売れないのであれば、ビジネスのスキルの問題だ、と考えるわけです。でも実際の理由は、売れない商品を売ろうとしていることがほとんどです。
⭐︎売れる価値観にする
売れるようにするには、売れる商品を作ることが必須です。
売れる商品とは、必ずしも「良い商品」とは限りません。 現状、稼げていないコーチのやり方で作った商品が、良い商品だとしたら、売れる商品は「良くない商品」であるということになるかもしれません。
でも、売れるなら、それはお客様にとって欲しい商品である、ということになります。お客様が欲しいと思う商品がなければビジネスは成功しないため、考え方を変えていく必要があります。
それが、価値観を変えるということです。
現状と同じような価値観の続きでは、もっと良い商品を作るための商品作りを学ぶとか、集客法を学ぶとか、つまり売れない発想しか出てきません。
現状の延長線上には存在しない、ということです。 無い袖は振れないのです。
これは、自分の外側の価値観があることを意味します。
なぜなら、自分が良いと思っているのに成功していないからです。
現状、稼げていないコーチの方でも、このことははっきりとご理解いただけると思います。
ですから、今のコンフォートゾーンを変えなければ稼ぐことができるようにはならないということにもピンとくるはずです。
自分の価値観の範囲内で稼ごうとしても、そこに答えは無いのです。 だからいくら頑張っても成果が出ないということになります。
稼ぐための本当の答えは、コンフォートゾーンの外側にあります。そしてその答えは、あなたがたった今考えているようなこととは違うもの、と認識してください。
集客やセールスのスキルが売れてしまうのも、それを必要だと考えている人が一定数いるからです。そのため、次から次へと新しい商品が出てくることになります。
こういったものを学んでも稼げないのであれば、それはやはり良い商品ではないのです。
でもそこには、商品を売りたければ、お客様のニーズに合わせた方がいい、という実証的な側面があることも無視することはできません。
良い商品に違いない、と思っていくら頑張っていても、それを欲しい人がいなければ売れません。
このことに気づいてお客様のニーズを考えることが大切です。
あなたでも、自分にとっての不用品に対して、高いお金を払うことはしないでしょう。
でも、コーチがコーチングをビジネスとして売りたいと思ったとき、こういった意識がごっそりと抜け落ちたりしているものなのです。
そして、このような誤った努力や行動を一生懸命に頑張っているコーチの方がたくさんいるのです
これは社会的損失だとも言えるのではないでしょうか。
この話を読まれたあなたは「それでは困るし、やはり稼ぎたい!」と思われたかもしれません。
そうであれば、やはりコンフォートゾーンの外側の価値観に変えるしかありません。
そのためには自己投資をすることをお勧めします。
お金は後からいくらでも回収することは可能です。
しかし、時間は取り戻すことができません。
今回お伝えした内容はいかがでしたでしょうか。
良い商品を売ろうとしない。 誤った努力をしているコーチの方は本当に多くいらっしゃいます。
でもお伝えしたように、やらなくていい自分だけの問題を解こうとしても、それは成功につながりません。
肝心なのは、現状のコンフォートゾーンの外側の問題を解くことなんです。 しかしコーチと言えどもそれは自分ではわかりにくいものですので、自らお金を払い自己投資することで教えてもらってください。
現状ではわからない、本当に必要なことがわかるようになったとき、初めて稼ぐことができるようになるのです。
あなたの夢の実現を心より応援いたしております。
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