分析し過ぎると逆効果になることがある

こんにちは 坪井です

今回は、あなたが何かを成功させたい時、それに対してあまりに分析的過ぎると、かえって逆効果になる、ということをお伝えしていきたいと思います。

これをいつでも意識しておけば、あなたの思考の癖が出てきたとしても、これに比較的冷静に対処し、ひいてはあなたの成功体験へ寄与する考え方にもなりますので是非最後までお付き合い頂ければと思います。

★成功に対する欲求

あなたは、ゴールを達成することに、どれだけの気持ちを注いでいるでしょうか。

そうですね、今までもお伝えしてきていますが、ゴールを達成するには「これを必ず達成してみせる」というほどの気持ちが大切であることでした。

でもいかがでしたでしょうか?

この気持ちを意識してみて、すべてのゴールを達成し実現してこれましたでしょうか。

「いや、まだ実現出来ていないものもたくさんある」という方も案外多いかもしれませんね。

でも落ち込まないでください。

これは無理もないことなんです。

なぜならこの意識は、達成することに対して強ければ強いほど、かえってその裏側、つまり達成出来ないことをあぶり出してしまうことにもなるからです。

繰り返しますがゴールを達成させたいという強い気持ちを持つことはとても大切です。

しかし、そこにブロック(出来ないという思い込み)がある場合、そのブロックの強さに比例して、ゴールを達成することにブレーキをかけられてしまします。

このブロックの強さとは、これがあなたのブリーフにどれだけの割合で定着してしまっているかによるものだと思ってください。

いずれにせよブロックは一つのブリーフですので、ある事(結果)をひき起こそうとする度にこのブロックで立ち止まってしまうことは、それがあなたのコンフォートゾーンになってしまっているということです。

これは、その後のあなたの考え方や行動に、失敗や不可能など、ゴールの達成を抑制する要素を抱えることを意味します。

では一方で、ブロックがない状態とはどうでしょうか。

これはあなたもいつでも体験していることです。

例えば、普通に考えること、食事をすること、歩くこと、話すこと、物をもったり移動したりすること、エレベーターのボタンを押すこと、服を着ること… など、これはもう挙げればキリがありません笑

つまり、あなたが普段なにげなく出来ていることすべてです。

そこには強い欲求があったとしてもブロックが無いようであれば、ブレーキがかからず普通に出来ている状態があるはずなのです。

そして今書いた、この ‘なにげなく’ という状態が、実は、ブロックを意識せずゴール達成への行動を完遂させるための一つのポイントになってくるのです。

★ブロックをつまみ出す

ブロックとは、あなたが進みたい特定の方向に対して現れる強い思い込みの事をいいます。

ブロックと言う場合、あなたにとって障害という意味になります。

ブロックである思い込みを確定させてしまうということは、あなたの今のブリーフに従ってしまうことになります。

本来は、ブリーフそのものを変えてしまうのが一番いい方法ですが、それが簡単に出来ない場合、ブロックを壊すための一つの有効な手段として、それを相対化させ障害としての力を弱めてしまうという方法があります。

その方法が、あなたの抽象度を上げるという事です。

抽象度というのは、ある事についての視点の位置のことをいいます。

例えば、「おせんべい」であれば、草加せんべい、片割れせんべい、ざらめせんべい、ぬれせんべい、磯巻き、など様々なせんべいがありますね。

ですが、これを視点を上げて見てみると、単にお菓子という括りになり、お菓子という視点になると他にも、キャラメル、チョコレート、クッキー、ガムやケーキなども視界に入ってくるようになります。

そしてさらに抽象度を上げていくと、食物という括りになり、ここにはご飯食、パン食、麺類、野菜や果物、多様な惣菜など、これもまた食べ物という視点としてあらゆる種類がその視界に入ってくることになるのです。

この視点はある頂点を迎えるまでどんどん上げていくことが出来ますのでこのくらいにしておきますが、この抽象度をコントロールすることが、実はブロックを崩すことにとても有効なのです。

まずはあなた自身が、自分は何に対して躊躇しているのか?

あるいわ、本当はやりたいことなのにどうしても出来ないこと。

を意識して見つけ出すことを始めてください。

これを自分と向き合ってやってみるのです。

あなたの目の前には達成したいゴールがあることを常に意識しながらです。

★考え過ぎるという罠

どうでしたか?

そんなに焦らなくてもいいですよ笑

とくに自分と向き合うことには時間をかけて頂いて結構です。

もし、もう見つかったという人は、次にこうしてください。

それは、見つけたあなたのブロックについて、考えることを止めて下さい、ということです。

あなたが考えていることは、どうしてもブロック内で凝り固まっていて、抽象度が低いままで煮詰まってしまい現状のコンフォートゾーンを強化してしまうことになりがちです。

あなたのブリーフが過去思考でネガティブである場合、深く考えることがかえってブロックを強化してしまうことにもなるのです。

ブロックそのものについて考えるのではなく、そのブロックを抽象度を上げて見つめ直してみるのです。

この時のコツは、体をリラックスさせることです。

以前お伝えした逆腹式呼吸で体を緩めるのです。

目を軽く閉じて頭から顔、首筋、肩、背中、腕から手にかけて、胸、お腹、腰、太もも、膝から足首、つま先までを、意識に上げて緩めていきます。

これを、寝た状態でやってもいいですし、椅子に座っても構いませんのでゆっくりとやってみて下さい。

リラックスできた状態とは、どこにも力んでいるところのない状態です。

座っているのであれば、片方の手でもう片方の手首を掴んで、少し持ち上げ、パッと離した時、すぐに落ちるようであればリラックスできている証拠です。

寝ている状態であれば、頭からつま先までの各部分を、少し揺すって見ます。

もし、自然にプルプルとならないのであれば、引き続きリラックスを試みて下さい。

体全体が自然な感じでプルプル揺れるようであればOKです。

★苦手なのはあなただけではないかも

体がリラックスすると、思考を扱いやすくなります。りきみが抜けることで制限がなくなるからです。

まずは、あなたの感じているブロックが、実は他の人も同じようなものを持っている事と理解して下さい。

こう考えるだけで、抽象度が上がります。

恋愛であれば、好きな人と話せないのは自分だけではない事を理解するでしょう。

お金を稼ぐことであれば、自分の浪費癖は、同じく稼ごうとしている人が持つ悩みであることを知ることになります。

学校の人間関係であれば、自分が人に馴染めないと感じているのは、実は教室のほとんどの生徒が同じ事を感じているかもしれないということに思いを至らせるかもしれません。

抽象度が上がったことにより、あなた自身に向いていた意識という視点に、他者の存在も入ることとなり、あなたそのものを俯瞰できるようになっているのです。

あなたのブロックを相対化させるには、この程度の抽象度で充分です。

★ゴールを見つめ続けて下さい

あなたがブロックの抽象度を上げることに成功したら、それを相対化することは比較的容易にできるはずです。

以前のあなたと違うのは、ブロックという思い込みが再び現れても、これについてハマるのではなく、「これは自分の思い込みなのでは…」というように、あなたの思い込みという呪縛への入り口をどんどん塞ぐことが出来るようになっているところです。

ブロックという存在を、あなた以外の人も持ちうるある種の考え方、という位置づけまでその価値を落とすことが出来るようになります。

つまり重要性が変わるのです。

そして大事なのは、これをずっと続けることです。

ブロックの効力が弱まるのは少し時間がかかるからです。

これは、そもそも‘思い込み‘であるわけですからしょうがないのです。

内部表現は一瞬で変わりますが、逆に言えばすぐに元に戻されてしまうこともあるのです。

あなたのコンフォートゾーンには、ホメオスタシスという強力な番人がいます。

どのような変化も見逃さない強力な力が働いている以上、一度や二度のアプローチでは、あなたのブリーフを変え切ることはできないかもしれないのです。

正確に言えば、変わることは大いにあり得ますが、変わらなかったとしても無理はない、ということなんです。

でも心配ありません。

ひとたびブロックが消滅してしまったら、あなたはそれを意識することさえしなくなるのですから。

もしそれらしきものが再度現れても、あなたの中では、‘懐かしい思い出‘になっているはずです。

あなたがゴールを目指している間中、おそらくこういったブロックといくつか対峙することになると思います。

その際には、是非これまでお伝えしたことを思い出し実践してみて下さい。

あなたが普段なにげなく食事をしたり、歩いたりしていることと同じように、かつてブロックだったことに対しても堂々と挑めるようになっているはずです。

あなたは、ゴールからすでに認知不協和の引力をかけられています。

ゴールの臨場感を常に豊かにして、現状の力を振り払い、あなたの理想の未来に飛び出していって下さい。

いつでもあなたのゴール達成を応援しています。

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