こんにちは 坪井です。
今回は、コーチ自身も自分のマインドの使い方をいつでも点検しておいた方がいい、ということについてお伝えしていきたいと思います。
あなたがコーチやコーチを目指しているのであれば、普段からコーチングセッションの場などで度々このマインドという言葉を口にしていると思います。
しかし、クライアントに対し、このマインドの使い方に関して正確に教えることが出来ることと、コーチ自身が本当に自分自身のマインドを上手く使うことが出来ていること、とはまた別の話になります。
本来、別の話になってしまっている状態なのは、コーチの在り方としてあまり好ましくありません。
しかし、コーチとしてマインドの働きを語っていたとしても、それは必ずしもコーチ自身が上手くマインドを使えているかと言えば、意外とそうでない場合もあることは知っていて下さい。
マインド語りのマインド知らず、と言ったらいいでしょうか。
少なくともこのことを知っているだけで、あなたがコーチとしてどう振る舞うべきなのかの判断に迫られた時、落ち着いて対処できるようになるのです。
あることについて知っているということは、それを俯瞰して見ることが出来ることを意味します。
実はこれがとても重要な認識になるのです。
もしあなたが実際にプロのコーチでありながら、クライアントに伝えているマインドの使い方を、あなた自身が正直実践できていないと感じるようなことがあっても、その状態を俯瞰して見ることができるのであれば、今の自分のどこをどのようにすれば良いのかが比較的容易にわかるはずです。
そして、分かったところからどんどん修正していけばいいのです。
もしかすると、修正している最中にでも、あなたがクライアントに伝えていたマインドの使い方のより具体的な部分がさらに理解できるようになるかもしれません。
多少なりとも疑問に思っていたマインドの働きも、「あ、ホントにそうだったんだ」と腑に落ちる良い機会になることだってあるかもしれないのです。
こういったことから、コーチング的な生き方が早い段階で出来ているに越したことはないものの、それは徐々に体現していくととらえ、日々をコーチング的な人生として過ごした方が、かえってスムーズに理想的なコーチングマインドを身につけられることもあるのです。
つまり、今のあなたがコーチを目指しているのであっても、すでにプロのコーチであったとしても、あるいわもうコーチとして何年も活動されているあなたであっても、コーチとしてのマインドのあり方はいつで点検しておくのが望ましいということですね。
日本にいるスパゲッティの料理人が、一年に何度かイタリアへ行って、お気に入りのお店のパスタの味や硬さなどを確かめている、という話を聞いたことがあります。
コーチであれば、それがプロであれアマチュアであれ、やはり自分のマインドの使い方が、果たして良好なのかどうかを常に気にかけておくことは、とても大切なことだと思います。
あなたの夢の実現を心から応援しています。
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