せっかく取った資格が活かせないのはなぜか?

こんにちは 坪井です。

今回は、あなたがせっかく取ったコーチの資格が、なぜ活かせないのか?

言い換えれば、せっかく高いお金を払って取得したコーチの資格が、どうして売れないのか?
ということについてお話ししてみたいと思います。

コーチングやカウンセリングの資格の価格も、比較的安価なものから、それこそ何百万もする超高額なものまで、といろいろありますね。

また、資格を発行する側も、業界的に大小の規模のものがいくつもあるようです。

そしてこの存在する数々のコーチングの団体も、その歴史や理念、個々の技術に至るまでの各々によって様々な個性を持ち、それぞれがそれぞれのかたちで、それなりに社会に貢献されているのではないかと思われます。

ここで最初に戻るのですが、業界がそのような成り立ちをしているのであれば、単純に高額な価格を払った資格であればあるほど、その資格を取った後のコーチングビジネスでの収入の高さが、比例して高いはずである、とあなたは普通に思うのではないか、と思うのです。

でも、これは必ずしもそうではないのです。

⭐︎資格と稼ぐことに直接の関係はありません

コーチング業界は、資格ビジネスを量産しています。
たくさんの種類の資格が発行されているということです。

これは、その分だけコーチの存在もいて、その数も日々増えていることを意味します。

これを読んでいるあなたは今、「なるほど、それだけ稼げるコーチがいるんだな」と思われたかもしれません。

しかし、先ほどからお伝えしている通り、そうではないのです。
稼げる人がいっぱいいる業界であることは望ましいことですし、そういう業界であることは良いことに違いありません。

でも現実には違うのです。

これはなぜかと言えば、資格を持っていることと、そのことで稼ぐことができるということとは、直接の関係がないからです。

ですから、高額のコーチング資格を持っている人が全然稼げていない一方で、全講座を受講しても数万円程度の資格、あるいわ、資格などまったくない人がバンバンコーチングで稼いでいる、ということも平気で起こりうるわけです。

この違いは、コーチングの資格は、あくまで“コーチングすることが出来る“というだけであり、それによってビジネスを上手くいかせるためには、また違うことをやらなくてはならない、ことです。

もちろん、それはビジネスをある一定のレベル以上でやる、ということになります。

一定のレベル以上とは、つまり本気でやるということであり、しっかりと身につけるということです。

しかし、ここでも道を誤らせてしまう考え方があります。

それが、それならば“〜のビジネス資格を取ろう“ という考え方です。

これは結局、コーチングでお金を稼ぎたいからコーチングの資格を取ろう、というのと同じであることに気づくべきです。

こういった考え方は、資格さえあれば稼げる、という一点に尽きることです。

資格を取ろうとすることは、この際忘れてください。

⭐︎でもどうやって稼ぐのですか?

あなたがこう思うのは無理もありません。

ビジネスをする上で最も大切なことは売り上げをあげることです。
ですから、どのようにすれば売れるようになるのかが分からなければ、稼げるようにはならないですよね。

これは、あなたがご自身で実際に商品を売って、その成功と失敗という経験を通してしか感覚を掴むことができません。

あなたの想像しているビジネスをやる前に、実際のビジネスを始めてしまうわけです。

現実的に、商品を売ることにより、商品が売れた感覚を掴んでしまうことです。

これは、あなたの頭の中で、想像しているビジネスを展開するのではありません。

ビジネスの学びについても同様です。

ビジネスに‘ついて‘学ぶのではなく、実際に“ビジネスの中に入って“、あなた自身の物理的な経験を通して学ぶ時、その時初めて本当の学びになることを覚えていて下さい。

では、どうしたら売れるのでしょうか?

それは単純で、売れる商品を作ることです。

売れる商品とは、お客様のニーズのある商品です。

しかし、多くのコーチの方は、お客様のニーズに射程を合わせることをしません。

しませんというか、出来ないのです。

その代わり、コーチ自身の出来ることや伝えたいことを、お客様に放り投げようとするのです。

この時点で本当は、コーチが自分の商品と謳っているものと、お客様のニーズとのズレを敏感に感じ取れておく必要はあるかもしれませんね。

そうすることで少なくとも、自分が売りたいと思っている商品が、お客様にはどのように捉えられているのか、ということにまで想像をめぐらすことにもなるからです。

少し乱暴な言い方になりましたが、先ほどお伝えした、お客様に放り投げようとした商品とは、すなわちコーチングそのものを売る、ということになります。

これはコーチ側ができることを、お客様に伝えているだけになってしまいます。

本来は、お客様が欲しいと思っているものを提供していかなくてはなりません。

あなたにはこのことをよく知っていて頂きたいのです。

コーチングを売ることは、決して悪いことではありません。

世の中には、優れたコーチングを必要とする人も必ずいます。

でも、お客様が自分の夢や問題を叶えたり解決できたりするような商品を作ることは、自分のビジネスをしていく観点で、とても重要なことになってきます。

あなたが、コーチングをやって稼ぎたいというレベルが、どのくらいなのかは分かりません。

しかし、こういったことを思う時、それはやはり「コーチングで生計を立てたい」、いや、もっと言えば、「豊かな暮らしがしたい」ということを意味しているのだと思います。

これは言い換えれば、プロのコーチとしてやっていきたいということです。

コーチングは、人の人生をより良くしたり、目標を達成してもらったりすることが出来るものです。

ですから、ビジネスとしてプロでできる人が増えることは純粋に良いことです。

そうであるからこそ、正しいビジネスのやり方を身に付けなければいけないのです。

そのためには、売れる商品を作って、稼ぐ力を身に付けて下さい。

コーチとして活躍していると思われる方でも、売れていないとすれば、それは資格がないからではありません。

売れていないのは、単にお客様とのニーズがズレているからです。

ですから、もし今のあなたがそのような状態であるようでしたら、これからは、お客様のニーズに合った商品とはどういうものか、を考えて作り直していく勇気を持ってビジネスをしていって頂きたいと思います。

その先には、きっと新たな世界が待っているはずです。

いつでもあなたの夢の実現を応援しています。

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