仕事や学校のサークルなどで、「もう疲れて疲れてどうしようもない」とか、神経を使う仕事などで、帰宅したらぐったり、などという時、それでもどうしても観たいドラマがある、読みたい本があるということって、あなたもあるのではないでしょうか。
お風呂から上がって、なんとかそのドラマを観る体勢が整い、布団の上で見始めると…
「グウ〜」 …。
いつの間に眠ってた… 「あー仕方ない」と、もう一度眠る前のシーンへ戻して、改めてみ始めると、
……「グウ〜」 あ、また寝てしまった…
そしてまた寝る前のシーンへ
これ、あなたも経験したことありませんか?
私は数え切れないくらいあります笑
★それがアンカーです
アンカーとトリガーという概念があります。
私の例で言えば、『眠い状態で映画を見続けている』この状態をアンカーになります。
ちょうど、港に船が到着して、海中に錨を下ろす。 これです。
下ろした状態のことをアンカリングと言います。
逆に、これを引き上げるきっかけになることをトリガーと言います。
例で言えば、眠い状態をトリガーを弾いて引っ張り上げる、ということですね。
★ある場面や音がトリガーになっている
そして私の場合、この眠い状態を引っ張り上げるトリガーが、その映画のある場面であったり、音であったり、ということだったことになります。
興味深いのは、このアンカーとトリガーの関係は、そのままにしておくと、いつまでも永遠と(実際には一晩中繰り返してしまいます)繰り返すということです。
これを解除するには、映画をみることを諦め眠ってしまうか、起き上がって目を覚まして見続ける新たな姿勢を作るしかない、ということになります。
★でもこれは使えます
普段の生活でもこのように、ひょんなことでアンカートリガーが形成されてしまうこともあるわけですが、逆にこれがとても強力な武器になることもあるんです。
例えば、受験当日の緊張をほぐしたり、緩和させることも出来ますし、アーティストにとって何らかのオーディションを受ける場合のナーバスな状態を緩和させたり、慣れない道を走らざるをえない時にもこの方法は使えます。
もちろんそういう時のアンカーは、落ち着いた気持ちを人差し指にアンカリングしておき、トリガーとしての親指で触るとそれがフッと湧き上がってくる状態にする、ですとかの工夫は必要になりますが、その基本は、映画の寝落ちの仕組みとまったく同じです。
アンカリングできるまでと、トリガーでそれを引き上げ体感できるまでのプロセスは多少練習は必要ですが、いったん出来るようになると、目標に対して計り知れない効力を発揮しますので、あなたにも是非試してみてほしいと思います。
いつでもあなたを応援しています
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